
徳島県の土地は、四国の東部に位置し、東は紀伊水道に面し、北は香川県、
南高知県、西は愛媛県に接しています。
山地が多く、全面積4,144平方キロメートルの約8割を山地が占めています。
忌部氏が、吉野川流域を開拓したときに、粟がよく実ったことから、
この地域を粟の国といい、一方南の那賀、勝浦、海部三郡のあたりを
長(なが)の国と呼ぶようになったと言い伝えられています。
大化の改新により、これらの国を併せて阿波の国と呼ぶようになりました。
また、徳島県は全国の藍玉のほとんどを生産しています。
藍染製品も藍特有の渋みと落ちつきのある色合が好評で、また明治年間に
考案された、しじら織りと阿波正藍技術を結びつけた「阿波正藍しじら織り」は、
通産省の伝統的な工芸品になっています。
藍は不溶性の建染染料です。そのため、すくもに灰汁と石灰、酒などを
混ぜ合わせて藍の成分を溶かして染料にしています。
この染液に染めるものを15程出し入れして酸化させて、最後に水洗いすると
染め上がりとなります。徳島県史を語るときに、藍を除いては語れないと
いわれる程、藍は徳島県産業の中で重要な位置を占めてきていて、